目元というのは、そもそも、腫れぼったい、目の下のクマや目尻のカラスの足跡(笑ったり、まばたきをした時に目尻からこめかみに向かって出来る鳥の足跡のように見えるシワ)が表れたなど、顔の中でいちばん問題を抱えがちな部分です。
なぜなら、起きている間、目は常に動いており、そのまわりの皮膚もつられて酷使されているうえ、目元は体の皮膚の中でもいちばん薄く、皮脂腺も少ないため乾燥しやすいという悪条件下にあるからです。
目のまわりの手入れ、アイスキンケアの基本は保湿で、目のまわりの皮膚を保護することが大切になります。
目の下のクマの原因と解消法
目のまわりは皮膚が薄いので、血液の循環が悪くなって、うっ血すると目の下にクマができます。つまりクマの取り方は、血行をよくすることです。
気持ちよいと感じる冷たさのタオルを目の上に乗せたり、水や化粧水で軽くパッティングしてみましょう。また、目の上にそのまま乗せられる目元用のパッド・パックやマスクはリラックス効果も得られて便利です。
また目元のマッサージで血行を促進させることもクマの解消法の一つです。
両手の中指の腹を左右の目尻に当て、目の下の骨の縁をなぞるように目頭まで移動させ、目の上の骨の縁をなぞるように目尻へ、これを何度か繰り返します。
目の周りは皮膚が薄く、デリケートな場所のため、強く押し過ぎたり、こすり過ぎると眼球や皮膚にダメージを与えてしまいます。そのため、マッサージは専用のクリームなどを使って、滑りをよくしてから、力を入れすぎないように注意して行ないましょう。
目の下のクマの隠し方や目立たせない方法
パックやマッサージなど、血行改善によるクマの解消法を行っても、どうしてもクマが取れない場合やクマを取る時間がない場合は、化粧で隠したり、目立たせなくしたりすることになります。
化粧のポイントは、コンシーラーを上手に使うことです。パウダーファンデーション(粉状)の場合はコンシーラーが先、リキッドファンデーション(液状)の場合はコンシーラーは後に使用します。
そして、クマを隠そうとするあまり、コンシーラーを塗りすぎてしまうと、かえってクマを目立たせてしまうことになりますし、化粧崩れもしやすくなります。薄く塗ることを意識してください。
また、午後11時から午前2時は肌の新陳代謝にとってのゴールデンタイムです。その時間は、しっかり寝るようにするというのも、目の下にクマをつくらないための大切なポイントです。