かゆみを発した後、かくと赤く腫れたり、ミミズ腫れになったりすることがあります。これは機械的刺激によって発症する機械的じんましん(または、人工じんましん)と考えられます。
このじんましん(蕁麻疹)は、皮膚を圧迫したり、かきむしったりすることが刺激となって、じんましんが発生します。かきむしることでよりかゆみが強まり、さらにかくことで、じんましんの範囲が広がることもあります。
また、かきむしる以外にも、時計のバンドやズボンのベルト、下着などによって、圧迫されたり、こすれたりすることが原因で、じんましんが発症することもあります。
このじんましんに対する治療法や対処法は、抗ヒスタミン剤、または抗アレルギー剤の薬を使用します。薬の内服治療をして、1~2週間で治る場合が多いのですが、慢性化することもあります。すぐに皮膚科専門医を受診してください。
かゆみ・じんましんに!おすすめの市販薬
スラジンA(佐藤製薬)
スラジンA(佐藤製薬)
市販の医薬品として始めて、蕁麻疹や皮膚病の効果のある漢方の“茵チン蒿湯(いんちんこうとう)”と抗ヒスタミン剤を配合した抗アレルギー剤です。かゆみや湿疹、蕁麻疹に効果を発揮する抗アレルギー薬として定評があります。
アレルギール錠(第一三共ヘルスケア)
アレルギール錠(第一三共ヘルスケア)
クロルフェニラミンマレイン酸塩という抗ヒスタミン剤が、皮膚のかゆみ、湿疹にすぐれた効果を発揮します。皮膚の粘膜の健康に必要なビタミンB6が配合されています。
タウロミン
タウロミン (小粒タイプ)
漢方薬の成分に、抗ヒスタミン剤をが配合されているのタウロミン。かゆみや湿疹、蕁麻疹、鼻炎などに効果があります。漢方成分を主としているので、眠気、のどの渇き、だるさなど抗ヒスタミン剤の副作用が少ないです。